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GITZO GT3542XLS Review、舞台撮影のビデオ三脚


GITZO GT3542XLS システマティックカーボン三脚 3型4段エクストラロング
拡大表示:写真クリック

GITZO GT3542XLSは、スチル写真用に多いセンターポール式雲台と、ビデオ用三脚に多いボールヘッド(雲台)の両方に対応できる様に設計されたユニークな三脚です。
ビデオ三脚として運用する場合は、ビデオアダプターを介してボール雲台を装着しますが、2種類のボール径に対応しています。
  (1)75mmボール用アダプター:GT3321V75
  (2)100mmボール用アダプター:GT3321V100

開脚角度は3段階で固定出来るのですが、左記の通り、最もすぼめた時でも、ビデオ用三脚より少し広目になりますが、ミッドスプレッダーを使用する事により、この問題を解消しています。
 この脚部を選んだ訳は、ホール客席内の段差が大きくて座席の背もたれが高い場合には、通常のビデオ三脚より設置し易いところにあります。脚が長くて全伸高 200.5 cmという仕様ですので、難なく前の座席をまたいで設置する事が出来ます。また、フェンス越しや壁越しの撮影の他、高い目線の映像を得たい時には非常に便利です。
  ※カメラマンは脚立に乗って撮影します。

全伸高が高い脚が長い他社製品では、
Manfrotto MPRO 536があり、こちらも全伸高203 cm
と機能的には同等ですが、どちらもカーボン脚ではあるものの、
Manfrotto MPRO 536の自重は3.3 kg
GITZO GT3542XLSの自重は2.22 kgと1kg以上軽いGITZO製を選びました。



通常のビデオ用三脚と比べて不便なところは、ボールヘッド(雲台)を下から固定するボルトが脚部の付け根に干渉して水平角の調整幅が小さい事です。因って、脚部を設置する際に、ビデオアダプターが出来るだけ水平になる様、注意が必要です。

また、GITZO GT3542XLS自体の開脚ロック機構は3段階となっており、設置の際に少し困る事があります。そこで左記の様な自由度の高いミッドスプレッダーを使用可能にするために、マイクホルダーから改造したミッドスプレッダー受け具を製作し、伸縮機能と伴わせて極めて自由なセッティングを可能にしています。
  ※マイクホルダー:UNIPEX MDH-1
    よく似た形状の PRIMO HLV-45 も使えそうです。




ミッドスプレッダーは、改造BR-3B(Libec) →








平坦な床に、カメラを高く設置した例 →
※脚立に乗ってパーン棒を操作します 
床からカメラ・レンズ迄の高さは、約2m 





ホール客席の段差と、座席をまたいでセッティングしたGITZO GT3542XLS。








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