車載カメラ (サイドカメラ、フロントカメラ、バックカメラ、メディアプレーヤー、他)レビュー
更新:2018.11.5 2015.12.20
■車載マルチカメラ 2015.12.20
近頃の自動車では、
アラウンドビューモニター、
マルチビューカメラシステム、
マルチアングル全周囲モニター、
全周囲立体モニタシステム(OMNIVIEW)等、という自動車の真上から見ているような視点で1モニターに映し出すシステムが登場し、その高度な映像処理とシステムが自動車に搭載された事には驚かされています。ビデオ撮影を生業とする者にとって無関心では居られないので、私達の車両にもマルチカメラを取り入れるべく、キット組み込みに挑戦してみました。画質やシーンの切り替えが問われる舞台のマルチカメラビデオ撮影と、防犯カメラや監視カメラ、上手く運転する為の車載カメラ・システム(サイドカメラ、フロントカメラ、リアカメラ等)は、共に複数のカメラと複数のモニターにより機能するもので、舞台のマルチカメラ撮影との共通点が多々あります。それに増してアラウンドビューモニター等は歪みを補正して、且つ、4つの動画を1つの動画としてリアルタイムに合成して出力する優れものです。私達のキット組み込みは単に実写映像を同時に映し出すだけのもので、映像の補正や合成処理に至るものではありませんが、実用性は十分にあると考えています。
元々の装備は、バックギア連動のバックカメラのみで、カーナビゲーション(以下、ナビと記します)のモニターに映し出すものでしたが、それはそのままに、@左右サイドカメラ、Aフロントカメラ、Bリアカメラ兼ドライブレコーダー、Cサブモニター2個を増設致しました。結果は、アラウンドビューモニターや、全周囲立体モニタシステム(OMNIVIEW)等には遠く及ばないものの、古い車両(アコードツアラー)でも運転者目線の死角をカバーし、車庫入れや駐車時には格段に運転し易くなりました。たかがそれだけの事、、で、長時間を要し、うっかりミスによる修理代出費等と大変でしたが、達成感という自己満足感と心地よい運転環境だけは得る事が出来ました。車の死角が気になる方や低価格で改善したい方々には参考にして頂けるものと思います。
■参考動画
【車載マルチカメラ関連情報】
■車載カメラ・映像系統図 (アコードツアラー) ●画像拡大
■サイドカメラ【MAXWIN CAM16A】前 (ドアミラー埋め込みサイドカメラ) 2016/02/04
車載カメラのなかでも、サイドカメラは死角となる左右のタイヤ接地部を映し出すために、バックカメラに次いで重宝しています。ここではドアミラーに埋め込み可能なCAM16Aを選びました。主に、カメラ本体からのケーブルが長い事(約 1m)、その延長ケーブルのコネクタが細い事、取り付けしてからカメラの向きを微調整出来る事等に留意して選びました。CAM16Aは本来バックカメラとして発売されているものですが、汎用性が高くガイド表示の有無(白)と、鏡像/正像(青)の選択が出来ます。カメラ部ケーブルと共に青・白コードがあり、この切断によって設定しなければならないので、取り付け後の設定変更は殆ど不可能です。ここでは「ガイド表示無し」、「正像」に設定して取り付けました。
結果、映し出すモニターが4.3インチと小さい事からか、CAM16Aとの組み合わせでは少し青味を帯びているものの、画質は鮮明で満足しています。
実は、この機種に決定する前、日本製と思われるメーカーのものを購入し、手に取って組み込み作業を考察すると、カメラ本体からのケーブルが少し短く、また、アングルの微調整と固定はドアミラーの内部でしか出来ないもので、取り付けそのものが難しいと感じました。そこで、価格は約1/3、信頼性では難有りの中国製CAM16Aを買い直した訳ですが、耐久性については、2015.12.20現在で約15か月、正常に機能しています。
※添付の日本語説明書を鵜呑みせずにテスター等で通電チェックする事と、取り付け作業前に動作チェックをする事をお勧め致します。たしか、12V電源アースと映像のシールドは共用されていたと思います。
---追記 2018.11.22 付属するAVコード(RCAピンプラグ黄色)は、6本中5本がダメで、100均で買い直したAVコードを使用していますが、カメラ自体の性能には満足しています。
---追記 2022.10.27 CAM16A の耐久性について、サイドミラーに設置してから約7年で、輝度やコントラストが低下し、昼でも白黒映像の様になり解像感も低下しました。現在、CAM16Aは廃版となっている様で入手不可ですが、同タイプの
『Auto Wayfeng フロントビューカメラ駐車場カム』Amazon に付け替えたところ、配線はそのままでも、綺麗さを取り戻しました。
■参考 車載カメラの映像/縦列駐車@ ■ドアミラー埋め込みカメラの映像(左)
■ドアミラー埋め込みサイドカメラの映像(右)
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ホンダ アコードツアラー 右側サイドミラー
アコードツアラー ドアミラー取り付け位置
MAXWIN CAM16A
ドアミラー分解/カメラ埋め込み アコードツアラー
埋め込み式車載カメラをドアミラーに取り付ける場合は、ほぼドアミラーを分解しなくてはなりません。
そこで、当方の経験による手順等(アコードツアラーの場合)、概略を下記によりご紹介致しますので、他の車両の場合は多少の違いはあるかも知れませんが、ご参考にして頂ければ幸いです。
ここに掲載した写真等は完成後に撮影したもので、説明不足が多々あります事を予めご了承下さい。
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1.養生テープで、養生する。 |
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2.サイドカメラを埋め込みたい場所に養生テープを貼って、カメラ取り付け穴をマジック等でマ
ーキングする。
※完成後に撮影した写真ですので、既にカメラが埋め込まれています。 |
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3.リモコン操作でサイドミラーを空に向ける。 |
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4.マイナスドライバに布を巻いて、ミラーの隙間から突っ込み、こじ開けて「鏡」をはずす。 |
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5.曇り止め熱線の端子からコードをはずす。 |
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6.車室のスピーカー(ツィータ)部の内張りをはずす。スピーカーのカプラーをはずす。
写真の様に、前側からはずす事をお勧めします。この部分はクリップで留まっているだけですが、
パリパリ、、と音がします。 |
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7.スピーカーのカプラーをはずす。
後は必要に応じて、はめ込み式やネジ止めの部品をはずして、埋め込み式カメラ取り付けに進んで下さい。 |
■サイドカメラ照明 2018/10/14
前述の
■サイドカメラ(ドアミラー埋め込みサイドカメラ)は、非常に重宝しており、運転する機会に、使用しない事が無いと言っていいほど使用頻度が高いものです。しかし、夜間では、見たい所がはっきり見えなかったり、街灯の灯りもボディーで陰となったりする場合が多いので、サイドカメラ専用のLED照明をドアミラーに組み込みました。前輪はサイドカメラを、後輪はドアミラーを見ながらハンドル操作をします。そこで、前輪用照明には、
孫市屋 『LTH3-W』を1個、後輪用照明には、秋月電子通商の『
定電流素子内蔵5mm白色LED OSW5DK5A31A−CRLED16 (5個入)』を20個、1ブロックとして自作し、ドアミラー下部に取り付けました。そして、
ウェルカムランプの腹下LEDを同時に点灯してボディー側面の照明に致しましたが、非常に運転しやすくなりました。左右を別々に操作できる様に
スイッチ(エーモン)を2個を装備しています。夜間の駐車時と同乗者の乗降時(
ウェルカムランプ)しか使わないものですがお気に入りの機能となりました。
■ブラインドコーナーカメラ【MAXWIN CAM16A 2個使用】 2018/10/08
フロント・カメラに使用したKENWOOD CMOS-310には、モード切替で「コーナー・ビュー・モード」があり、細い路地の角で、両脇に建物や塀がある場所では、左右の通行人や自動車を確認する事が出来るものと思っていました。しかし、実際には、通行人や車との距離感がつかみ辛く、モニターでは、いきなり目の前に現れてすぐに過ぎ去ってゆく、、、様に見えます。これは、超広角のカメラである事が原因なのか、、、と考え、比較的、画角が狭いCAM16Aを、ナンバープレートの台座の両側、左右に向ければ改善するだろう、、と、試してみました。結果は、満足とは言えないものの少し改善する事が出来ました。もっと画角が狭い
水平40〜60度ぐらいのカメラを望んでいたのですが、一般的にバック・カメラは、より広角なものが望まれる傾向にあり、汎用のバックカメラを流用しているので諦めるしかありません。せいぜい、歩道を歩いて来る人なら認識する事は可能ですので、歩道を横切って車道の手前で停車するまでは有効だと思います。運転席から目視可能な所まで車を出すためのシステムと心得るべきだと思います。
そもそもが、『
しょぼーんの研究所』の『
#2 ブラインドコーナーカメラシステム・走行テスト』や、『
ツインフロントカメラ』を拝見して、触発されてやりだした事ですが、当方ではインパネ周りに小型モニターをこれ以上増やせない状況でしたので、映像4分割器
Maxwin AV-400(中国製)を使用して左右2個のカメラ映像を合成してナビ画面に映し出す事に致しました。
施工時に注意する事は、CAM16Aの
角度固定用のイモ・ネジを
仮止めのために緩く締めたのですが、これが、原因で微調整できなくなりました。つまり、その角度に決まってしまいます。そのため左右の映り具合を見ながら後で調整する事が出来ず、下記の様に少し
アンバランスな映り具合となってしまいました。これには、約30分ほど頑張ったのですが実用上は問題無いので諦めました。
●画像クリック → 拡大 ■YouTube動画 |
■YouTube動画は こちら |
Maxwin CAM16A |
映像4分割器 Maxwin AV-400 |
録画時にノイズが入ってしまいましたので予めご了承下さい。 |
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ナンバープレートの台座に仕込み |
ナンバープレート台座を
ボディーに取付 |
モニターに映しながら角度調整 |
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カメラの角度を固定 |
映像4分割器に配線 |
角度固定のためのボンドに黒塗装 |
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映像4分割器【Maxwin AV-400】(中国製)
カメラ2個〜4個により得られる4種類のコンポジット映像(640×480pix、または720×480pix)を1画面の映像としてまとめる為のデバイスです。ここでは、ナンバープレートの下で左右、ほぼ真横に向けた2個のカメラの映像をナビ画面の1モニターにまとめて映し出す為に使用しています。
表示パターンは、4種類を本体のプッシュスイッチによって変更可能です。また、正像/鏡像の切替もディップスイッチで選ぶ事ができます。しかし、本体を車内の見えない手の届かない所に設置すると、プッシュスイッチによる表示パターンの変更が出来なくなりますので注意が必要です。
出力画質については、処理が追い付いていないのか、フレームレートが低い(30fps等)のか、個体差なのかは分かりませんが、少し
パラパラとしたギクシャクした感じの表示になります。画角確認や監視モニター等では実用上、問題無いと思いますが、鑑賞用としてはお勧め出来ない画質です。
中国製として気になる耐久性については、映像4分割器AV-400については、まだ半年しか使用していないので何とも言えませんが、同社のバックカメラ=CAM16Aについては、設置後約5年経過していますが、問題はありません。
詳細メーカーページ:
Maxwin AV-400
Maxwin AV-400の小改造 2018.11.20
AV-400の表示モードの切り替えは、本体のプッシュ・スイッチで行わなければなりませんが、これでは、手の届かない所に設置した場合、運転中に表示モードを操作する事が出来ません。
そこで、
プッシュスイッチ(モーメンタリー)を別途準備して、本体プッシュ・スイッチの機能、ここでは表示パターンの切り替え操作を出来る様に小改造致しました。作業は簡単で、基盤上のスイッチの端子に、コードをハンダ付けして、そのコードの先に準備したプッシュスイッチを接続しただけのものですが、使い勝手は非常に良くなりました。
使用したプッシュスイッチ:
照光式プッシュスイッチ モーメンタリー 角型黄[RoHS] HB-15SKS2-4YFYS
http://eleshop.jp/shop/g/gB68129/
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※抵抗値は在り合わせの1KΩを
使用した為に少し暗く点灯します。 |
■フロントカメラ【CMOS-310 (CMOS-320の旧型)】レビュー 2016/02/03
フロントカメラはサイドカメラと共に駐車時に死角となる前方部分を映し出し、白線や障害物との距離感をつかむために有効なカメラです。元々装備されていたバックギア連動のバックカメラと同じナビモニターの外部入力で映していますが、バックカメラ優先となっているので、後進の時はバックモニターとして、前進のときは自動的にフロントカメラに切り替わります。ケンウッド
CMOS-310 (CMOS-320の旧型)は、ちいさなコントロールスイッチとカメラ本体だけの構成で、メニュー表示はもとより、カメラ取り付け後でもガイドラインの有無や調整、その他、様々な表示モードで使用する事が出来ます。拡張性、汎用性に優れたアナログRCAピンプラグによる配線が簡単で、機能・画質共に満足しています。ここでは、CMOS-310をナンバープレート下部に吊り下げており、
上下の角度調整によって障害物がモニターから消えた時に、約2〜3センチのクリアランスがある様に調整しています。前方で停車位置を決める場合は障害物との隙間を数センチにまでコントロールする事が出来ました。実際に前方の距離感をつかみたい時は
ワイドビューが最も気に入っています。
現行商品のCMOS-320との主な違いは、水平画角でCMOS-320は約5度広く(約195度)、CMOSセンサーサイズでもCMOS-320が少し大きい事(1/3.6インチ)が挙げられます。体感的には大きな違いは無いものと思いますが、CMOSセンサーサイズが
CMOS-310の1/4インチから1/3.6インチと大型化された事は解像度やダイナミックレンジに差異が生じるかも知れません。そんな意味で今から購入するなら
CMOS-320を選んでいたと思います。
アコードツアラー フロントカメラ CMOS-310のスイッチ配置 オンダッシュモニターの取り付け位置
失敗談-1
フロントカメラを設置した際にコンソールボックス内にあるナビの外部入力端子(映像とステレオ音声)を拡張する目的で改造を試みました。しかし、基本的な注意を怠り、エンジンを止めずに通電状態でうっかりとコードにハサミを入れてしまい、AVNユニットのマイコンを破損してしまいました。これでナビ・モニターにはメディアプレーヤやフロントカメラも映せなくなってしまいました。
当初は切断したコードを元に戻せば、、、と考えてディーラーに相談したところ、脱着費込みで約 13万円、、、との事でした。その後、配線図を入手し、あれこれと考えた結果、アンプ等の破損であろうと考え、AVNユニットを外してディーラーに点検・修理を依頼してやっとの事で修復に至りました。もし修理せずに新品のデバイスを交換した場合は約40万円ほど、との事でしたが、脱着費を除いて【脱着はこちらで済ませました】5.4万円で済みました。この間、あれこれと親切に相談に応じて下さった
Honda Cars兵庫伊丹中央店、
Honda Cars兵庫北伊丹店の方々には感謝しております。そして、改造のリスクを思い知り猛省致しました。
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■車載液晶モニター/サブモニター
【ポップアップ オンダッシュ液晶モニター改造】 2016/02/04 追記:2018/11/5
車載カメラのサイドカメラやフロントカメラを同時に映し出す方法として、主に2つの選択肢を考えました。
1つはナビ画面を4分割して夫々の映像を一つのモニターに映し出す方法と、もう一つは私達の様にサブモニター(車載モニター)を増設して複数の映像を映し出す方法です。
前者の場合は、元々のナビ画面だけを利用するので車内はスッキリとした感じに仕上がりますが、マルチカメラスプリッター(例:
MAXWIN AV400)を追加して7インチ程度のモニターを4分割表示するので、一つ一つの画面が小さくなり見づらくなるデメリットがあります。
また、技術的に純正のバックカメラの映像をマルチカメラスプリッターに入力する必要があるため、高い知識が必要となります。しかし、視線はナビ画面とサイドミラーだけとなるので非常に運転しやすいものと思われます。(未検証)
私は、機嫌良く稼働している純正のバックカメラの入力を取り込むというハードルを避けて、後者のサブモニター追加の方法を選びました。
後者の場合は好みのサイズと画質により視認性は得られますが、配線を隠したり、モニター増設により、インテリアの美観を損なうデメリットがあり、更に視線が分散するために最初は少し戸惑いましたので、ちょっとした慣れが必要です。
■参考動画
マルチカメラスプリッター/映像4分割器 :
@
マルチカメラスプリッター MCS293 (未検証) A
MAXWIN 映像4分割器 AV-400
4.3インチ/3.5インチ ポップアップ オンダッシュ液晶モニター (小改造して使用)
ここでサブモニターとして使用しているものはWebショップで購入した4.3インチと3.5インチの中国製です。
安価な事は非常に嬉しいのですが、耐久性が気になるところで、とりあえず装着後約 15ヶ月間、問題無く稼働しています。
選択肢は他にもあろうかと思われますが、ここでは設置場所のスペースを考慮して、左サイドカメラ用=4.3インチ(16:9)、右サイドカメラ用=3.5インチ(4:3)、に決めました。ポップアップ機構のままではでは場所をとるため、また、見た目の好みで台座を取り払って基盤を液晶画面の裏側に貼り付けたものを両面テープで固着しています。オンダッシュ液晶モニターとしては他にも色々ありましたが、液晶画面の
外枠を最も細く仕上げる事が出来そうなポップアップ式のものを小改造致しました。車載モニターを増設するにあたっては、インテリアとの兼ね合いに気を配りながら、画面の大きさや設置場所を選ばなければなりません。
左サイドカメラ用=4.3インチ(16:9)が、写真やビデオでは非常に青く映っていますが、実際にはこれ程青くは感じません。とりあえず、くっきりと映し出されるので納得して使用しています。
■液晶モニターのギクシャク表示 2018.11.5
小型の市販液晶モニターによっては、ギクシャクした感じ、コマ飛びの様な感じになる事があります。
購入前に、それを知る事が出来ずに、アレッ〜、という事になりますが、殆どのスペック表示で、対応可能なフレーム・レートが記載されておらず、
カメラに原因があるかの様なユーザー評価をよく見かけます。
私の様に複数のカメラと複数の液晶モニターを使用してみて、初めてわかる様な気がするのですが、右サイドカメラ専用として設置した
3.5インチ ポップアップ液晶モニターはギクシャクした感じ、コマ飛びの様な感じになっています。
カメラの映像出力を直接録画した映像ではギクシャクしない事と、同じカメラでも別の液晶モニターに接続するとギクシャクしないので、カメラに起因するものでは無く、その
液晶モニターのフレームレートが原因だと考えていますが実使用において大きな問題では無いのでそのまま使用しています。これらの現象は、
この液晶モニター自体のフレームレイトが、30fpsまでしか対応していない事が原因であると結論づけています。
また、マルチカメラスプリッター(画面4分割器
MAXWIN AV400))を経由すると、確実にギクシャクした感じ、コマ飛びの様な感じになります。
→参考映像はギクシャクした感じです(画面4分割器を経由)
ブラインドコーナーカメラ
※画面2分割の部分のみ、ギクシャク、パラパラした感じになっています。
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オンダッシュモニターの取り付け位置
■AVセレクタ【DataSystem AVS430】レビュー 2016/02/04
運転中でも安全に手探り操作でモニター画面の切り替えが出来る様に、マニュアル切換スイッチ(TSW002)とセットでAVS430を選びました。RCAピンプラグのビデオ映像とステレオ音声に対応した3入力1出力で、3入力の内、1系統のみ、3.5φ4極ミニプラグ仕様となっており、配線が簡単で機能的にも満足しています。また、オプションのAVS430専用スイッチ(TSW002)にはLED照明が仕込まれており、夜間でも位置を把握しやすく、押すたびにチャンネルが切り替わるので映像や音声の選択が容易に出来ます。
ここでは、@ナビモニターの外部入力の切り替えと、A左側オンダッシュモニター(4.3インチサブモニター)の入力切替の為に2組を埋め込む形で、コンソールボックスの底と運転席ダッシュボード下に設置しており、操作するためのTSW002スイッチも2個となりますが、非常に便利です。
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AVセレクタ【DataSystem AVS430】の取り付け位置(コンソールボックスの底)
オンダッシュモニターの取り付け位置とAVセレクターのスイッチ配置
■車載メディアプレーヤー【プリンストン PAV-MP2YT】レビュー 2016/02/04
車載メディアプレーヤーとしては様々なものが発売されていますが、中でもPAV-MP2YTは、旧型のPAV-MP1と同様に対応出来る動画形式の幅が広いと思い、車載用途でコンソールボックス内に設置致しました。旧型のPAV-MP1も家庭で使用中ですが、PAV-MP2YTはリモコンの反応が改善されていてサクサクと動きますし、
リモコン受光部延長コードが追加されて自動車での運用が楽になりました。その他、ネットワークへの対応も成されていますが、この機能は未検証です。DVDやブルーレイディスクを丸ごとコピーしたUSBメモリーではメニュー画面による操作は出来ないものの、VOBフォルダやBDMVフォルダ内のファイルを指定して再生する事が出来ますので、車室でも手軽にビデオ鑑賞する事が可能になりました。
また、舞台撮影で
HVR-MRC1Kで録画した映像DATA(Back Up)のコンパクトフラッシュも再生出来るので長距離の出張撮影の帰途に、車内で簡単な映像チェックが可能になり、大変満足しています。この機種にたどり着くまでに、他の2機種を試しましたが、
HVR-MRC1Kの映像Data(拡張子:m2t)を再生出来るものは、PAV-MP2YTを除いて他に知りません。
USB 3.0カードリーダー(
エレコム MR3-A006BK)を経由して、色々なメディアの再生を試してみましたが、残念な事にビデオカメラで録画したSDXCカードの長時間映像だけは再生出来ませんでした。ただし、SDHC(32GB以下)ならスムーズに再生出来ました。
アコードツアラーの助手席ダッシュボードは非常に狭いので、PAV-MP2YTを横置きに設置して、USBメモリー等が内部でぶつからない様に、また簡単に抜き差し出来る様に設置しています。
更なるAV機器の増設を想定して、パッシブタイプのセレクタ【
SOLIDCABLE AVセレクター 2085A】を経由してナビの外部入力に繋げています。全てアナログ配線ではありますが、ステレオ音声にエンジンノイズが少し乗る以外、映像は小さなモニターで見るせいか、さほど不満を感じていません。車室での鑑賞と、割り切りが必要ですがPAV-MP2YTのコンパクトさ、リモコン受光部の自由な設置、幅広い映像フォーマットに対応できる事など、大いに満足しています。
ステレオ音声にエンジンノイズが乗る事はセレクタ、
AVS430や
SOLIDCABLE AVセレクター 2085Aに起因するものでは無く、これらの機器をバイパスしてもノイズが乗ってしまうので、許容範囲でもあり、現状に甘んじています。
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メディアプレーヤー【プリンストン PAV-MP2YT】の取り付け位置
■映像分配器 【Data System LTD002】1入力3出力 2016/02/03
LTD002はコンポジット映像のみの1入力3出力映像分配器です。1つの映像を3つのモニターに映し出す事が出来るものですが、今のところは、常設するのではなく、サイドカメラやフロントカメラを分配して、運転しやすい様に元のラインにも流しながら、レコーダーにも流して個別の映像を録画出来る様、一時的に使用します。一般的にコンポジット映像を結線のみで分岐した場合、輝度が下がる事が多いので、LTD002の様にコンパクトな分配器は車載用途では非常に強みです。また、場所取らずにどの方向にでも配線しやすいところが特に気に入っています。
分配された画質について、コンポジット映像としては、十分に満足しています。